昼はカフェ、夜はラウンジ。2つの楽しみ方のある
「là Marronnier pék」
「lounge Marronnier」
1981年から続いているお店です。
今も当初と同じ面影を留めつつ、昔ながらのおもてなしの心を大切に、
想いを載せて営業しています。
「là Marronnier pék」
2022/2/25オープン予定しております。
パンは自家製天然酵母を用いて生地から作り、店内で焼き上げています。
熱々の手作りパンで温もりのあるひと時をお過ごしいただいたり、
お土産として持ち帰っていただいたり、日々のライフスタイルに幸せな時間を
お届けします。

店名の pék は、ハンガリー語でパン屋さんのこと。
カフェはフランス語、ラウンジは英語、ラ・マロニエはフランス語、ペェクはハンガリー語、どうもごちゃ混ぜですね!変ですね!だけど想いを詰め込んだらこうなっちゃいました。
人類最古の栽培植物ともいわれる小麦は、古代から人類の生命を支えてきた穀物です。
元々は野生種を採取して食べていましたが、次第に栽培を始めるようになり、農耕の発展とともに食べ方も変化していきました。
初めは石で砕いたものをお粥のようにして食べていたようですが、今から約5千年前の古代エジプトでは、粉にして水を加え、薄く焼いてガレット(無発酵パン)を作るようになりました。あるとき偶然放置されていた生地が大きく膨らみました。
試しにこれを焼いてみると、柔らかく美味しいパンが焼け、当時のエジプト人は「神からの贈り物」と考え喜んだと言われています。空気中の微生物中の天然酵母が付着したものと思われます。これが私たちが普段食べている発酵パンの誕生だと言われています。
かつてヨーロッパのほぼ半分を長い歴史の間統治し、影響力を持ち続けていたハプスブルク家は、その歴史のなかでパンやお菓子の発展にとっても中心的な役割を担っており、発祥の地となって発展していったものがたくさんあります。
クロワッサンは、1683年にトルコ軍の包囲を打ち破ったウィーンで、トルコ国旗の三日月になぞらえたパンを焼き上げたという伝承があったり、1700年代後半、マリー・アントワネットがフランスのルイ16世に嫁ぐ際に「三日月形のパン」をフランスに持ち込み、その製法を伝承し、フランス語で「三日月」を意味する「クロワッサン」(croissant)と名付けられたという逸話もあります。
今やすっかりメジャーの一つとなったとなったベーグル。その歴史は? 諸説ありますが、「ユダヤ人が作ったパン」というのが有力な説です。
中でも有名なのは「1683年にトルコ侵略を阻止したオーストリアのジョン・ソヴィエスキー王子に、勝ち戦のお礼に国王が「ベーグル」をつくらせ、ユダヤ人パン職人が、王子の馬のあぶみの形を模したパンを焼いたのがきっかけだ」という説です。一国を救った「証」のパンだった!なんて、歴史のロマンですね。
そんな歴史の息吹を感じながら、大切な人に食べてもらうことを想いながら、丁寧に手作りしています。


ゆっくり、じっくり発酵が進む、自家製酵母のパン。
初めにライ麦や、全粒粉、レーズンなどのフルーツから発酵種(ルヴァン)を作ります。種起しや、元種づくりの工程を経て、自家製した酵母の中では乳酸菌も活動しているので、醸し出される風味は、フルーティーな甘みであったり、香りであったり、まろやかな酸味など複雑で深みが増します。
パンづくりができるまで数日がかかり、出来上がった自家製天然酵母と、無添加にこだわった素材、安心して口に入れられるものを厳選して、大切な人に食べてもらうことを想いながら、心を込めて手作りしています。そしてマストは美味しいこと!
小さな工房ですので大量に生産はできなくて、少しずつ少しずつ焼いてます。なので、ショーケースには常に焼きたてが並びます。街のパン屋さんがいつも焼きたてのパンを並べている、家庭で焼きたてのおやつが熱々で出てくる!そんな感覚です。
つくりかたは低温長時間発酵です。微生物たちの力を借りて、時間をかけて育まれる美味しさのハーモニー。天然酵母は時間もかかりますが美味しさも日持ちします。
という「マロニエpék」のパンを、是非ご賞味ください。
- 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。
- スペースキーを押してから矢印キーを押して選択します。